大阪大学院医療系研究科 医療経済・経営学寄附講座

Mail Magazine

メルマガ『医療と経済』
No.44 【最新号】
2019/9/24

ラグビーWCが始まりました。日本の奮闘に期待しましょう。過去1カ月程度を視野に医療経済・経営関係の情報をまとめたメルマガをお届けします。


政策情報

●内閣官房
・全世代型社会保障検討会議(9月20日)
第1回が開催され、今後の検討の進め方を議論。 
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/zensedaigata_shakaihoshou/index.html

●厚生労働省
・「令和2年度予算概算要求」(8月29日)
来年度予算について、一般会計は32.6兆円で、今年度当初予算比で2.1%の増額要求。
https://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/20syokan/

・「血液事業の現状」(9月14日)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/kenketsugo/genjyou.html

統計情報

●厚生労働省
・「平成29年 所得再分配調査結果について」(9月7日)
2017年の世帯単位でみたジニ係数は、社会保障・税による再分配の前・後ともに、2014年と比べて若干低下し、ほぼほぼ横ばいで推移している。
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/96-1_h29kekka.html

・「平成29年度 介護保険事業状況報告(年報)」(8月31日)
要介護(要支援)認定者数は2017年3月末で641万人(対前年度1.5%増)、給付費(利用者負担を除いた額)は9.4兆円(同2.3%増)となった。
https://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/osirase/jigyo/17/index.html

・「平成30年 薬事工業生産動態統計」(8月30日)
2018年の医薬品の国内生産額は6.9兆円(前年比2.8%増)、輸入額は3.1兆円(同1.0%減)。薬効別生産額は「その他の代謝性医薬品」(肝臓疾患、痛風、糖尿病用等)が最多であり、抗ウイルス剤や腫瘍用薬が大幅増となった。
https://www.mhlw.go.jp/content/10807000/000540618.pdf

アカデミック情報

●経済産業研究所
・庄司啓史・井深陽子「入院医療における競争とプロセス・アウトカム指標」RIETI Discussion Paper Series 19-J-047 (8月28日) 
医療施設単位の入院医療における競争と、平均在院日数(プロセス指標)や軽快率又は死亡率(アウトカム指標)の関係を分析。地域の競争度が高いほど、都市部では入院の転帰が良好、地方部では平均在院日数が短く入院の転帰が良好といった傾向にある。
https://www.rieti.go.jp/jp/publications/nts/19j047.html

●会計検査院
・荒井耕「DPC対象病院における部門別損益計算・管理の有効性評価-採算性向上効果と医療結果等への影響の検証-」『会計検査研究』第60号 (9月17日)
  部門別損益計算の実施は、病院の財務業績に好影響を与え、月次で高頻度定期的に実施し、また計算結果をより積極的に利用することで、採算性向上効果が高まることが判明した
http://report.jbaudit.go.jp/effort_study_mag/j60d03.pdf

●日本医療政策機構
・「2019年 日本の医療に関する世論調査」(9月18日)
日本の医療および医療制度について62%が満足と回答し。項目別では医療の安全性に対する満足度が最も高い。また、約8割が高額医薬品の保険適用に肯定的な回答であった。
https://hgpi.org/research/hc-survey-2019.html

●日本医師会総合政策研究機構
・前田由美子「医療関連データの国際比較-OECD Health Statics 2019-」『日医総研リサーチエッセイ』No.77. (9月19日)
国際比較の中で日本の特徴を分析。G7の中で日本は、保健医療支出に占める医薬品およびその他非耐久性医療財支出の比率が最も高く、薬剤師数、薬剤師養成数も最も多い。
http://www.jmari.med.or.jp/research/research/wr_686.html

●健康保険組合連合会
・「次期診療報酬改定に向けた政策提言(政策立案に資するレセプト分析に関する調査研究結果Ⅳ)」(8月23日) 
来年度診療報酬改定に向け、かかりつけ医の機能強化加算、生活習慣病治療薬の適正な選択(フォーミュラリ)の導入、繰り返し利用可能な処方箋(リフィル処方)、調剤報酬のあり方、花粉症治療薬の保険適用範囲の5項目についてレセプトデータを分析。
https://www.kenporen.com/include/press/2019/201908233.pdf

・「保険者等による慢性疾患の発症・重症化予防に関する国際比較調査報告書」(8月30日)慢性疾患の発症・重症化予防の取り組みについて、米国・ドイツ・韓国・フランスの事例を調査し、日本での効率的な取り組みや制度のあり方について検討。
https://www.kenporen.com/include/outline/pdf/kaigai_r01_01.pdf

・「平成30年度(2018年度)健保組合決算見込の概要」(9月9日)
健康保険組合全体で3048億円の黒字決算(対前年度1697億円増)だが依然3割超が赤字決算。義務的経費のうち高齢者医療への拠出金負担割合が過半となっている組合は全体の28.5%と前年度より改善。
https://www.kenporen.com/include/press/2019/201909091.pdf

・「今、必要な医療保険の重点施策- 2022年危機に向けた健保連の提案-」(9月9日)
現役世代の負担を抑制する観点から、後期高齢者の原則2割負担、後期高齢者の現役並み所得者への公費投入、市販品類似薬について保険給付範囲からの除外や償還率の変更の三点を提言。
https://www.kenporen.com/include/press/2019/201909093.pdf

・「平成29年度 歯科医療費の動向に関する調査」(9月10日)
2017年度1,280組合のレセプトデータにより、歯科医療費を概観したレポート。
https://www.kenporen.com/toukei_data/pdf/chosa_r01_08.pdf

・「平成29年度 健診検査値からみた加入者(40-74歳)の健康状態に関する調査」 (9月12日) 及び「平成29年度 特定健診の「問診回答」に関する調査」(9月18日)
2017年度の特定健診受診者約400万人における特定健診データにより①肥満、②血圧、③脂質、④血糖、⑤肝機能について、特定健診受診者(40-74歳)の健康状態を考察。
健診検査値 https://www.kenporen.com/toukei_data/pdf/chosa_r01_09.pdf
問診回答 https://www.kenporen.com/toukei_data/pdf/chosa_r01_09_02.pdf

   ●全国健康保険協会
・「レセプトデータ等を活用した分析結果の公表について」(9月12日)
レセプトデータにより都道府県単位の地域差を中心に①抗菌薬の使用状況の地域差、②診療時間外受診の地域差、③人工透析の地域差について分析。また協会加入者の県単位の年間医療費を診療行為群と疾患群ごとに分解しクロスさせた「医療費構成表」を公表。
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/home/g7/cat740/sb7210/201909kouhyou

●JA共済総合研究所
・新開由香理・藤田浩二・加藤龍一「超高齢社会における骨折の連鎖と要介護」『共済総合研究』Vol.79 (9月9日)
介護予防の観点から、転倒に伴う手首の骨折に注目し、そのリスク因子探索のために実施した症例対照研究結果を報告。
https://www.jkri.or.jp/PDF/2019/sogo_79sinkai.pdf

・真野俊樹「米国におきているICTを含む医療技術の変化とその影響」
ICTやAIを活用した医療技術について、米国の先進的な取組み事例を中心に紹介しつつ、今後の変化とその影響について予測。 
https://www.jkri.or.jp/PDF/2019/sogo_79mano.pdf

●8020推進財団
・「歯科医療による健康増進効果に関する調査研究」第4回追跡調査報告書 (8月26日)
2014年度調査の対象者に対して4 回目の追跡調査を行い、歯科患者の口腔・全身の健康状態、歯科受診と口腔・全身の健康の関係等を分析。
https://www.8020zaidan.or.jp/pdf/h30_Dentistry_Enhancement_Effect_vol4.pdf

●JETRO
・大原典子「鎮痛剤オピオイド問題、経済や産業へも大きな影響(米国)」(9月17日)
米国では2017年に1日平均約130人が、鎮痛剤オピオイドの依存症で死亡。医療機関による過剰処方のためで、生産性低下や医療費等の経済的コストは、2015年時点でGDP比2.8%相当と推計されている。
https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2019/864c7f53070324bb.html

催し物

●当講座大阪研究会
日  時:9月26日(木)18時30分〜20時30分
場  所:大阪大学中之島センター4F405教室
   
内  容:「概算要求に見る来年度の医療政策」
   跡田直澄先生(京都先端科学大学経済経営学部教授)

申  込:ご出席希望の方は、9/26(木)正午までに(講座秘書 内藤:naito@sahs.med.osaka-u.ac.jp)「大阪研究会第24回」という件名で、氏名及び所属をご連絡下さい。



●当講座東京研究会
日  時:10月26日(土)15時00分〜17時00分
場  所:大阪大学東京ブランチ 9階打合せ室
   
内  容:「医療提供体制の「三位一体改革」の行方」
   村上正泰先生(山形大学大学院医学系研究科教授)

申  込:ご出席希望の方は、(講座秘書 内藤:naito@sahs.med.osaka-u.ac.jp)宛にメールにて、氏名(ふりがな)及び所属をご連絡下さい。



最後までお読みいただき有難うございます。ご意見ご感想をおまちしています。
また、過去のメルマガはこちらにおいてあります。http://ohem.jp/mailmag/

(編集後記)情報収集にご協力頂きました入江啓彰氏、鈴木善充氏に感謝いたします。

編集発行:大阪大学大学院医学系研究科 医療経済・経営学寄附講座
(HP:http://ohem.jp/)
連絡先: 講座秘書 内藤: naito@sahs.med.osaka-u.ac.jp

アーカイブ

2019/08/26 メルマガ『医療と経済』No.43
2019/07/24 メルマガ『医療と経済』No.42
2019/06/25 メルマガ『医療と経済』No.41
2019/05/20 メルマガ『医療と経済』No.40
2019/04/23 メルマガ『医療と経済』No.39
2019/03/25 メルマガ『医療と経済』No.38
2019/02/18 メルマガ『医療と経済』No.37
2019/01/21 メルマガ『医療と経済』No.36
2018/12/17 メルマガ『医療と経済』No.35
2018/11/26 メルマガ『医療と経済』No.34
2018/10/29 メルマガ『医療と経済』No.33
2018/09/25 メルマガ『医療と経済』No.32
2018/08/21 メルマガ『医療と経済』No.31
2018/07/25 メルマガ『医療と経済』No.30
2018/06/29 メルマガ『医療と経済』No.29
2018/05/30 メルマガ『医療と経済』No.28
2018/03/09 メルマガ『医療と経済』No.26
2018/02/05 メルマガ『医療と経済』No.25
2018/01/09 メルマガ『医療と経済』No.24
2017/12/04 メルマガ『医療と経済』No.23
2017/11/06 メルマガ『医療と経済』No.22
2017/10/10 メルマガ『医療と経済』No.21
2017/09/05 メルマガ『医療と経済』No.20
2017/08/07 メルマガ『医療と経済』No.19
2017/07/03 メルマガ『医療と経済』No.18
2017/06/06 メルマガ『医療と経済』No.17
2017/05/08 メルマガ『医療と経済』No.16
2017/04/03 メルマガ『医療と経済』No.15
2017/03/13 メルマガ『医療と経済』No.14
2017/02/07 メルマガ『医療と経済』No.13
2017/01/10 メルマガ『医療と経済』No.12
2016/12/05 メルマガ『医療と経済』No.11
2016/11/07 メルマガ『医療と経済』No.10
2016/10/12 メルマガ『医療と経済』No.9
2016/09/12 メルマガ『医療と経済』No.8
2016/08/08 メルマガ『医療と経済』No.7
2016/07/04 メルマガ『医療と経済』No.6
2016/06/06 メルマガ『医療と経済』No.5
2016/05/30 メルマガ『医療と経済』No.4
2016/05/16 メルマガ『医療と経済』No.3
2016/04/22 メルマガ『医療と経済』No.2
2016/04/11 メルマガ『医療と経済』No.1【創刊号】